「あの時連絡していれば…」と後悔しないために

1月もあっという間に終わってしまいますね。

ちょっと出遅れ気味の話題ではありますが、みなさんは
年賀状を書く派ですか?
メールやメッセージで済ませる派ですか?
それとも、
新年の挨拶なんかもうしません派でしょうか?

最近は年賀状のやり取りも少なくなりましたね。
子どもの頃、お正月の朝はポストに年賀状を取りに行くのも楽しみのひとつでした。

大人になった今、準備は限りなく面倒ですが(笑)、やっぱり返事が来ると嬉しいものです。
年賀状のやり取りだけで繋がっている昔の友人もいます。
その一方で、何度も引越しているうちに音信不通になってしまった人もいます。今回のベルリン引越は、両親と本当に数人にしか知らせないまま来ました。
でも郵便局に転送届を出してきたので、引越を知らない人から届いた年賀状は実家に転送されています。

いずれこちらから返事を書くつもりですが、実はまだ手をつけていません。
もう松の内どころか1月も終わってしまうので、早くお返事を出すよう、自戒の念も込めて。

今回は

「しばらくご無沙汰している友達に、連絡を取ってみませんか?」

というお話です。

 

「いつでも連絡取れるから」=「いつまでたっても連絡しない」

 

20代の頃は現在形の人間関係に忙しくて、昔の友達を思い出したりすることはほとんどありませんでした。

それでも、30代、40代になると、
「そういえば〇〇(友達のあだな)はどうしてるかな。あの子もお母さんになったりしてるのかな。」
そんなことを考えたりするようになりました。

 

私はもう半世紀近く生きてきたので、そろそろ周りの人達もそれなりの年齢になっています。
「いつか連絡しようと思っているうちに亡くなっていた」ということも、ありうる年齢になって来ました。いや。本当に。

メールアドレスや携帯番号を知っていると、「いつでも連絡取れるから」と思って油断しますよね。

私はそれで、ものすごく後悔した経験があるのです。

「いつでも連絡取れるから」→「あの時連絡しておけば良かった」

 

昔一緒にお仕事をした人、ひとりは40代、もうひとりは30代でした。
連絡しようしようと思っているうちに、ある日突然、訃報が届きました。

 

40代の人からは、私が会社を辞めた後にも「メールアドレス変更のお知らせ」をもらったことがありました。
「ああ。覚えていてくれたんだな。今度メールしてみよう。」
そう思っているうちに半年、1年と過ぎ、そして訃報が届きました。

共通の知人のところにも同じお知らせが届いていたそうで、
「あの時連絡しておけば良かったね…」と後悔しつつ話した記憶があります。

30代の人は、私が仕事でずっとマネージメントを担当していました。
会社を辞めた後にも一度、急に頼まれてお手伝いをしたことがありました。

その時ひさしぶりに仕事現場で会った時に、ちょうど妊娠中だった私を気づかって、何度も「早く帰った方が良いですよ」と言ってくれたことを良く覚えています。
普段あまりそういうことを言わない人だったので余計に印象に残っています。

その後の活躍はなんとなく知っていました。
たまには連絡してみようかなと思いつつ、息子が産まれて忙しかったこともあり、
「まぁ。何も言ってこないのなら元気でやっているのだろう。」と思っていました。

その数年後、息子の幼稚園のお迎えに行った帰りの駐車場で、突然の訃報を聞きました。
私より、ひとまわり近く若いのに…。
ショックでその場に座り込んだ記憶があります。

「もう一度、話しておきたかった」
「あの時連絡しておけば良かった」

今でも、そう思っています。

それ以来、気になる人には出来るだけ連絡を取るようにしています。

 

思い立ったが吉日、迷わず連絡を

長い間連絡を取っていない友人、知人、親、親戚、昔お世話になった人など、
「どうしているかな?」と思い出した時には、迷わず連絡することをお勧めします。
思い出すのは、きっと何かのお知らせです。

「特に用事もないのに…。」
なんて遠慮をすることはありません。

「どうしているかな?元気かな?」と思って連絡するのは、立派な理由だと思います。

 

「いつか連絡しよう」
「いつか伝えよう」

そう思っていても、黙っていたらあなたの気持ちは伝わりません

あとあと後悔しないためにも、伝えられるうちに伝えておいた方が良いと思います。

 

「気持ちを伝える」の話

2019年1月17日

「気持ちを伝える」の話(後日談)

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ABOUTこの記事をかいた人

みなさま、はじめまして。 「空色かえる」の「あくてぃ」と申します。 2018年からベルリンに住んでいます。かえるのイラストは息子が描いています。