子供の習い事の上手な選び方、失敗しないポイントは?

もうすぐ新学期が始まりますね。
新しい習い事を探している方も多いのではないでしょうか。

お子さんの習い事選びでお悩みのお母さんは少なくないと思います。
あなたは、どんな基準でお子さんの習い事を選んでいますか?

 

ネットのおすすめや人気ランキングに惑わされないで

 

まずはお子さんが楽しく続けられることが一番大切なことです。
子どもの「好き」の力は本当にすごいのです。
大人の予想を超えて、どんどん吸収していきます。

ネット上のおすすめや人気ランキングに惑わされないでください。
「男の子だからサッカー」「女の子だからピアノ」という思い込みも必要ないと思います。
サッカーが好きな女の子もいますし、ピアノが好きな男の子もいます。

また、親が良いと思った習い事が、必ずしも子どもに合っているとは限りません。
お子さんがあまり興味のないことを無理に続けるのは、逆効果になってしまうかもしれません。

 

もちろん、お母さんにとっては、

  • 家から近いこと
  • 費用が高すぎないこと

も重要なポイントです。

 

そしてお子さんの習い事選びで何よりも大切なことは、「良い先生かどうか」を自分の目で見極めることです。

ネット上のクチコミや他のお母さん達の評判は、あくまで参考程度と考えた方が良いと思います。

お友達に合う先生が、あなたのお子さんにも合うとは限りません。
相性の合わない先生がいることは仕方のないことです。
見学や体験入会をしてみて納得できないことがあれば、迷わず他のところを探した方が安全です。

新しく始めることならなおさらです。

 

先生の言葉は子どもを伸ばす

 

見学する時には、先生の使う言葉に特に気を付けて観察してみてください。

子どもはとても素直で敏感です。
先生」と呼ばれる大人に言われる言葉は、子どもに大きな影響を与えます。

否定的な言葉をたくさん使う先生は要注意です。
やる気を失ってしまったり、その習い事自体が嫌いになってしまったり、不用意な言葉に傷ついて自信をなくしてしまう原因になってしまいます。

逆に、上手にほめてあげれば、やる気を引き出したり、自信を持つことにつながります。

 

「良い先生」と「良くない先生」の具体的な例をご紹介しましょう。
どちらも、私の息子が幼稚園から小学校の時に通っていた習い事の先生です。

 

良い先生の例:スイミングスクールのコーチ

水泳を習い始めた年長の冬休みに、初めて短期集中コースに参加しました。
その最終日、帰り際にコーチ(大学で水泳をやっているお兄さん、当時は大学生)が声をかけてくれました。
「〇〇君はバタ足がすごく上手なんですよ!足首が柔らかいからスーッと進むんですよね。」

そして小学2年生で中級になった頃のこと。
習い始めの初級入門コースでお世話になったコーチ(お孫さんがいる年齢でもスタイル抜群のステキなおばさま)と話す機会がありました。
「まあ。〇〇君、中級になったの?ずっとがんばって続けていてえらいわね。」

どちらのコーチの言葉も、息子本人はもちろん、母親の私にも、とても嬉しいものでした。

結局、年長から6年生まで通いました。
最初は顔を水につけることさえ嫌がっていた子が、最後は上級コースで4泳法100mメドレーが泳げるようになっていました。
本人は意識していないかもしれませんが、この二人のコーチの言葉が息子の心のどこかで支えになっていたような気がしています。

 

良くない先生の例:体操教室の先生

幼稚園の年中から体操を習っていました。
子どもの扱いが上手な先生で、子ども達をいつも笑わせていました。そして、小さな子どもにも分かりやすい説明をしてくれる先生でした。

息子も楽しく通っていたのですが、1年生になるタイミングで先生が変わってしまいました。

新しい先生は大学で体操をやっていたそうなので知識や経験は十分あるのですが、小さい子どもの扱いはあまり上手ではない印象でした。
生徒はだんだん減っていきました。

一番気になったのが子どもに対する言葉の問題でした。

ある日、跳び箱の練習中に、なかなか飛べなくて悔しくて泣いてしまった男の子がいました。
泣くと言っても目に涙を浮かべる程度です。

その時先生が彼に言った言葉は
「泣いたって飛べるようにならないよ。もっと〇〇〇しないとダメだよ!」だったのです。
その子は涙をポロポロこぼしながら必死にしゃくりあげるのを我慢していました。

息子もその子も、その後すぐに辞めてしまいました。
中・高校生の指導ならともかく、小学1年生の子に言って良い言葉ではないと思いました。

ところで、中・高校生になら「泣いたって出来るようにならないぞ。もっと〇〇〇しないとダメだ!」と言っても良かったのでしょうか?
いや…。やはり、私はあまり良くないと思います。
でも、そういう発言をする先生やコーチはたくさん居そうですね。

 

子どもに教えるのが上手な先生は?

 

それでは、子どもにとって良い先生、子どもに教えるのが上手な先生とは、どんな先生でしょうか?

  • 良いところを褒めてのばしてくれる
  • 苦手なところは上手にフォロー
  • 子どもに分かりやすい教え方ができる
  • 教える内容をよく理解している
  • 楽しく感じられるように工夫している

 

見学や体験入会をする時は、これらのポイントを意識して見てみてください。
あとは先生の人柄も、重要な要素ですね。

 

習い事の先生は選ぶことができます

 

学校の先生は選べません。
一方、習い事の先生は自分で選ぶことができます。

  • 家から近い
    (毎日忙しいお母さんにとって送り迎えは大変です。お子さんが二人以上いる場合はなおさらです。)
  • 費用が高すぎない
    (出費はなるべく抑えたいですよね。)

これらはもちろん習い事選びの重要なポイントです。
でも、実際に先生に習うのは、あなたのお子さんです。

「お子さんが楽しいと感じているか」、そして「良い先生かどうか」をしっかり見極めて、お子さんが楽しく続けられる習い事を見つけてあげてくださいね。

 

教え方が上手な人の6つの特徴

2018年8月15日

ABOUTこの記事をかいた人

みなさま、はじめまして。 「空色かえる」の「あくてぃ」と申します。 2018年からベルリンに住んでいます。かえるのイラストは息子が描いています。