「同じことを何回言っても分かってもらえない」
そんなお悩みを持つ人は多いのではないでしょうか。
「この前も言ったのに」
「この話をするのは3回目」
「どうして分ってくれないの?」
ついつい言ってしまう言葉です。
実は自分の気持ちは相手に伝わっていない?
同じ状況をくり返してしまうのは、実はあなたの言いたいことが相手にちゃんと伝わっていないのかもしれません。
あなたが最初に「そのこと」を話した時、相手の反応はどうでしたか?
たとえ少々もめたとしても、最終的に相手は「わかった。」と言ってくれたはずです。
それを聞いて、あなたは「ああ良かった。分かってくれたんだ。」と思います。
でも、その後も同じような状況がくり返されると、不満に思ったりイライラしますね。
そして、少し怒った口調で話し始めると、
「なんでじゃないでしょ。この前も言ったのに。」
「そうだっけ?」
「この話、もう3回目なんだけど!」
さあ大変。あなたの怒りスイッチ、オン!
この展開になってしまうと、もう相手はあなたの伝えたいことに耳を傾ける余裕はありません。
「あなたは怒っている」という印象しか持てなくなってしまいます。
そして、ほとんどの人は、早く怒りを鎮めようとして
「分かった。次から気を付けるから。」
と、その場しのぎのことを言ってしまいます。
でも、実際にはあなたの言いたいことは相手に伝わっていないので、またしばらく経つと同じ事の繰り返しになってしまいます。
あなた:自分の考えや気持ちを相手に伝えたと思っている
相手:あなたの言いたいことを(実は)ちゃんと理解していない
客観的に整理してみると、二人の間に認識のズレがあるのです。
分かってくれない人の心理は?
分かってくれない人の心の中はどうなっているのでしょうか?
以下の3つのパターンが考えられます。
- そもそも、あなたが困っていることを理解していない
- 困っていることは分かっても、何をしたら良いかわからない
- 困っていることは分かっても、自分の行動を変えるのは面倒だからやらない
残念ですが、人は誰かに言われて行動を変えることは、めったにありません。
それは、結局のところ言われた側は、行動を変えなくても特に困ることはないからです。
「あなたが困っていることを理解する」そしてさらに「あなたの希望に合わせて行動を変える」
ということは、実はなかなか難しいことなのです。
同じ話をくり返すのは逆効果?
分かってくれない人に、何度も同じことを話しても伝わりません。
むしろ「またその話か…。」という気持ちが働いて、かえって逆効果になってしまう場合もあります。
イライラする前に、伝え方を変えてみる
そんな時は、伝え方を工夫してみると良いかもしれません。
伝えたいことは、あなたが「怒っている」ということではありません。
本当に伝えたいのは
「○○は止めてほしい。」
「□□してほしい。」
「その理由は△△だから。」
なのです。
そのためには、相手にわかりやすく伝える必要があります。
あなたの考えや気持ちを、ちゃんと分かってもらえる伝え方を考えてみましょう。
相手の心に響くように伝えることができれば、その人の行動が変わる可能性も出てくるのです。
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「なんでいきなり怒ってるの?」