あっという間に5月になってしまいました。
ちょこちょこ事務的な作業があって、なかなか落ち着きません。
4月に子供手当の申請をしたのですが、足りない書類があるとのことで、役所(familienkasse)から手紙が届きました。
ドイツの子供手当に必要な書類は?
子供手当の申請に必要な書類については色々なページに書いてあるのでここでは省略しますが、私の場合はさらにもう一つ、「日本の子供手当が終了していることが分かる書類」が必要です、と言われました。
「市役所で海外転出届を出して児童手当も止めたけど、窓口で書類なんかもらってない!」と慌てましたが。
転出から3週間後の日付で、お父さんのところに「児童手当支給事由消滅通知書」というハガキが届いていたのが見つかりました。ああ。良かった。
手続きを手伝ってもらっているCさんに画像を送って確認したところ、(当然ですが)日本語で書いてあるので役所が読めないので認証翻訳が必要と言われました。しかも翻訳担当の人がしばらく留守になるそうで、「誰か他に心当たりはないですか?」と聞かれてしまいました。
認証翻訳とは?
基準が統一されていないようなので、「認証翻訳」と言ってもそれぞれの国によって少し定義が違うようです。
簡単に言うと「外国に文書を出す時に、その内容が分かるように、専門の資格を持った人に翻訳してもらったもの」というところでしょうか。
ドイツの場合はなかなか厳しいようで、日本のドイツ大使館のページにも
「ドイツの公認翻訳士(※公認宣誓翻訳士とも言うらしいです)の資格を持たない翻訳者が作成した翻訳がドイツの役所で受理されるかどうかは、提出先の役所へ事前にご自身でお確かめください。基本的に、ドイツの役所へはドイツの公認翻訳士による認証翻訳を提出する方が確実です」と書いてあります。
実は先日、運転免許証の認証翻訳をもらいにベルリンの日本大使館へ行ってきました。(日本の運転免許をドイツの運転免許に切り替える申請に使います)
ついでに「児童手当支給事由消滅通知書」の翻訳も頼めないか聞いてみましたが、残念。断られてしまいました。大使館で認証翻訳が出来る文書は、日本で発行している文書の一部だけなのだそうです。
そして。
↓ここで翻訳できる人を探して連絡を取ってくださいと言われてしまいました。
http://www.gerichtsdolmetscherverzeichnis.de/
だんだん大事になってきましたよ(苦笑)。
これからドイツの子供手当を申請する予定がある方は「児童手当支給事由消滅通知書」を探しておいた方が良いかもしれません。手元に届かないうちに出国される予定の方は、日本にいるご家族に事情を話しておいた方が安全ですね。場合によっては郵便物の転送届を出しておく必要もあるかもしれません。
まぁ。ドイツのお役所なので、例によって担当者によっては必要なしと言われるかもしれませんけど。
それとも。子供手当の申請も審査が厳しくなってきているということなのでしょうか…。
それにしても「児童手当支給事由消滅通知書」って。
「事由」が「消滅」ですよ?「支給終了のお知らせ」で良いではないですか。
どうしてお役所はわざわざ分かりにくい言葉を使うのでしょうね。
誰が読んでも分かりやすい言葉を使った方が良いと思いませんか??
(2018年5月14日追記)
とりあえず役所(familienkasse)には日本の通知書の画像を送って、後で認証翻訳を送ります、と連絡してくれたようです。公認翻訳士さんも見つかったので認証翻訳を頼みました。
別な用事でRさんに会ったので、待ち時間に子供手当のことを聞きました。
どうやら「日本の子供手当が終了していることが分かる書類」とは別の書類を追加で出すように言われたケースもあるようです。
やはり、お役所の担当者によって対応が違うようですね。
私の例は参考程度に考えて頂いて、臨機応変に対応するのが良いと思います。くれぐれも絶対ではありませんので、悪しからず。ちなみに、1年前は追加の書類を出すように言われることはほとんどなかったようで、少しずつ審査が厳しくなっている印象はあるそうです。