ドイツの医療機関

息子が学校へ通うための大事な手続き。今日は近くの保健センターへ健康診断に行きました。

「医療関係の受付は万国共通」

受付のお姉さんはドイツ語まじりの英語でしたが、何となく言いたいことは分かります。
こちらも日本語まじりの英語で話しましたが、やはり何となく言いたいことは通じている様子。医療関係の受付でのやり取りは万国共通ということなのでしょう。
息子が目と耳の簡単な検査を受けている間に、お母さんは問診表を書きます。

  • 子どもと親の名前
  • 生年月日
  • 住所と電話番号
  • 国籍

 

  • 結核にかかったことはありますか?
  • 家族に結核の人はいますか?
  • 心臓病などの持病がありますか?
  • 手術を受けたことがありますか?
  • 今現在、病院で治療を受けていますか?

などなど。だいたい日本と内容は同じですね。
実は「結核」の単語は知らなかったのだけれど、スマホで調べて思わず「ああ。結核ね。」と言ってしまいました。

「和暦はもちろん万国共通ではない」

それから、予防接種の記録を見せてほしいということで母子手帳を見せました。ところが、困ったことに接種日が和暦で書いてあったのです。
「BCGを受けたのはH18年〇月〇日?H18年?今年は2018年だけど?」
「え~っと。Hは平成という意味で、平成は日本独自の年の数え方で…。予防接種を受けたのは2006年です。」と説明したつもりですが、果たしてどこまで通じたか…。
結局、「ま。受けてあるなら大丈夫ね。」と言うことで丸く収まったようです。ドイツのゆるさに感謝。

「ステキすぎる女医さん」

少し待っていると、若い女医さんがニコニコしながらやって来て握手をしてくれました。
ブロンド長髪の眼鏡さん。細身のジーパンに紺色のセーター。めっちゃくちゃかわいい。そして笑顔がステキ。
先生は全部英語で説明してくれました。問診表を見て息子を診察します。聴診器を当てて胸の音を聞いて、喉を見て、首のあたりを触って、背骨の確認をして。これも日本とだいたい内容は同じですね。「すべて問題なし。学校へ行っていいですよ。この書類を学校へ持って行ってね。」と診断書をくれました。
「何か質問はありますか?」
「ないと思います。」
「どこの学校へ行くの?」
「ドイツの現地校です。」
「ドイツ語と英語は?」
「英語はほんの少し、ドイツ語はサッパリです。」
「じゃ。これをあげるわ。がんばってね。」と言ってドイツ語の本をくれて、また握手をして別れました。
後で調べたら、ドイツの病院では診察の最初と最後に先生と握手をする習慣があるようです。

中はこんな感じ

いよいよ来週の月曜日に学校へ行きます。

「続・3つの言葉でお買い物」

帰りにいつものパン屋さんへ寄りましたが、4時過ぎだったのでサンド系がない!クロワッサンもない!
おじさんが「今日はご覧の通り、もうあんまり残ってないよ」という顔をしています。
それでも、とりあえずパンを食べて紅茶を飲んで、一休み。

息子がまたアイスを食べたいと言うので、自分で買ってごらんと、小銭を渡します。
おじさんは奥で片づけをしている様子。
「Entschuldigung.(すみません)」
「Das bitte.(これください)」
「Danke schon.(ありがとう)」
今日はこの3語で無事に買えました。
息子はニコニコ顔。おじさんもニコニコだったらしいですよ。

 

ABOUTこの記事をかいた人

みなさま、はじめまして。 「空色かえる」の「あくてぃ」と申します。 2018年からベルリンに住んでいます。かえるのイラストは息子が描いています。