バスと大使館とレゴランド

今日は雨の中、ヒロシマ通りにある日本大使館へ在留届を出しに行きました。

「ドイツ人の運転は…」

はじめて乗ったバスは2階建てでした。テンションあがります!


2階からの眺めはすごいです。電車よりも街の中が良く見えて楽しい!
それにしても、ドイツ人の運転は少し荒っぽい気がします。アクセルもグッと踏み込むし、カーブもあまりスピードを落とさないような気が…。
実はわたくし、乗り物にはめっぽう弱いのです。子供の頃は何に乗っても気分が悪くなって大変でした。中でも苦手なのがタクシー。あの独特のニオイがダメなのです。(どうもこのニオイはタクシー酔いする人にしか分からないらしい)タクシーなら10分で酔う自信があります。
2階からの眺めは楽しいけれど、この運転ではバスも30分乗ったら危ないかもしれません…。

「ドイツ人と日本人」

受付にいたドイツ人のお兄さんとおばさんがとてもフレンドリーな人達でした。
厳重な門を通って、荷物検査をして、ようやく中に入れてくれました。
考えてみたら大使館の中に入るなんて、25年ほど前に行った目黒のキューバ大使館以来かもしれません。

中にいた職員の日本人のおばさんはちょっと怖いくらいでした。ニコリともしないし。在留届を出すと、お役所らしく「ご苦労様でした」と言われました。
受付の人は帰るときもニコニコ笑顔で手を振ってくれましたよ。何だか複雑な気分になってしまいました。

出口のところにあった、ベルリンの街中で良く見かける謎のバンザイ熊さん

「ベルリンのオアシス、ティーアガルテン」

大使館を出てから、ティーアガルテン(Tiergarten)沿いにソニーセンターまで歩きました。

今日歩いた距離はほんの少しだけれど、敷地内には動物園、水族館もあって、中心には有名な天使の塔もあります。大都市の真ん中にある大きな公園です。

日本で雨の日に出かけるなんて本当に憂鬱だけど、なぜか爽やかな気分です。春になったら緑いっぱいで、きっともっと爽やかになるのでしょうね。楽しみです。

「チップの問題」

ベルリンの観光名所ソニーセンターのカフェでピザと紅茶を注文しました。
サービスの良いお兄さんがオーダーを取ってくれて、外の席に座ったら暖房を入れてくれました。美味しいピザを食べ、美味しい紅茶を飲みながら、お母さんは少し気がかりでした。
「このお店は近所のパン屋さんやスーパーとは違う。ちゃんとオーダーを取るお店だから、チップを払う必要があるのでは?でも、チップって実際のところどのくらい払えば良いのだろう?」

ネットで調べると「チップの金額は飲食代金やサービス料金の5%~10%くらいを目安に」と書いてあります。
ピザを頬張りながら、さりげなく注文した品の金額を確認します。合計は16,10ユーロ。
「と言うことは、5%なら80セント、10%なら1ユーロ60セントだから…。17ユーロか18ユーロ渡せば良いかな?でもちょうどの金額は持ってないな。どうしよう。」

少し緊張しながら、さっきのお兄さんに会計をお願いします。とりあえず20ユーロ札を渡してみたら、お釣りが4ユーロ帰って来ました。
「あれ?お釣り多いですよ?え?」と慌てる私。お兄さんはニコニコしながらこっちを見ています。
そこで、はたと気づいたのです。「このお釣りの中からチップを下さい」ってことなのだと。
なるほど~。スマートなやり方ですな~。
会計時は慌てていて暖房のお礼を言い忘れたので、トイレを借りたついでに、もう一度お兄さんに「暖房ありがとう!」と声を掛けたらウインクしてくれました。ステキです。

「LEGOLAND DISCOVERY CENTRE」

ソニーセンターの一角にあるLEGOLAND DISCOVERY CENTREへ行きました。
入り口以外は全部地下にあるので、外からは中があんなに広い施設だなんて全然分かりません。
ドイツ版のminilandが最高に素敵でした。


乗り物はほとんどありませんが、その代わりLEGOに触って作って遊べるスペースがたくさんあります。息子は大興奮。

遊びすぎで帰りがすっかり遅くなってしまいました。閉館時間の19時に外へ出たら、もちろん外は真っ暗。しかも雨がけっこう降っています。ソニーセンターの地下に地下鉄の駅があるはずなのに、地下街へ入ったら帰りに乗る駅が何処なのか分からず迷子になりました。少し焦ってしまったけれど、スマホの位置情報を頼りに、なんとか無事に駅を見つけて帰って来られました。
日本にいた時は常に位置情報をOFFにしていたけれど、慣れない土地では便利な機能ですね。

ABOUTこの記事をかいた人

みなさま、はじめまして。 「空色かえる」の「あくてぃ」と申します。 2018年からベルリンに住んでいます。かえるのイラストは息子が描いています。