電車とドイツ語と自動販売機

今日は銀行口座を開設するために、地下鉄と電車に乗って出かけました。
地下鉄から電車に乗り換えた駅は大きくて、ちょっと東京の渋谷駅を思い出すような感じでした。

とにかく路線図とにらめっこしながら目的の電車を探します。電車の番号だけでなく、行き先をちゃんと確かめないと大変なことになりますからね。
電車は外の景色が見えるので楽しいです。

「ベルリンの交通機関は切符が共通」

ベルリンの地下鉄、電車、バス、トラム(路面電車)はベルリン市交通局が経営しているので切符は共通です。切符の種類は「1回券」「4回券」「1日券」「1週間券」など他にも種類があります。


最初は少し戸惑いましたが、乗り換えるときにいちいち切符を買う必要がないので、とても便利だと思います。

「傘をささないドイツ人」

今日は雨のような雪のようなものがチラチラ降っていたので、日本から持って来た折りたたみ傘を持って出かけました。
それにしても、ネットで良く書かれているように、ドイツではあまり傘をさしている人を見かけません。すぐに止むことが多いからなのか、あまり激しい雨は降らないからなのか…。もう少し観察してみます。

「自販機はユーロ硬貨で」

電車を待ちながら、ホームにあるお菓子の自販機でキットカットを買ってみました。
当然説明はドイツ語のみ。そうは言っても自販機なので、お金を入れれば普通に買えるだろうと、ちょうどの金額を小銭で70セント入れましたが何も起こらず。

ん?しかも取り消しボタンもない??

よく見ると、お金を入れるところに「ユーロ」と書いてあるではありませんか。
あ。つまり。「ユーロ」より細かい硬貨は使えないということ?

今度は1ユーロ入れたら、無事にキットカットとお釣り30セントが出てきました。
先に入れた70セントは戻って来ず。まあ勉強料ということですね。

それにしても。お釣りを出すばっかりで小銭を受け付けないということは、お釣りがなくなったらどうなるのでしょうか?日本の自販機みたいに「釣銭なし」みたいな表示はなさそうだし。たぶんシレっとお釣りが出なくなるパターンですね、きっと(笑)。

 

「言葉について」

Rさんも同行してくれたので、銀行でサインする書類の内容は日本語で説明してもらいました。
銀行の担当者Tさん(またまた素敵なお姉さん)が、英語でネットバンキングの操作方法を説明してくれました。

英語は聞く方ならだいたい分かるつもりです。
しゃべる方はぼちぼち。元からその程度なのに、さらに英語を使うことからずいぶん離れていたので、だいぶ錆びついています。今は言いたいことを伝えるのが精いっぱいで、まだ上手に伝わるように考える余裕はありません。
メールなら推敲も出来るので、少しはましになりますが。

ドイツ語は自分の知っている単語や言い回しなら聞き取れる程度。
状況によっては相手が何を言っているか予想がつく時もありますが、正直さっぱり分からないことがほとんどです。
しゃべる方はギリギリ買物ができる程度。分からなくなるとサクッと英語に切り替えます(笑)。なので今はほとんどしゃべれません。

それでも何とか生活出来ています。
(もちろんドイツ語も英語も、これからがんばっていきますよ!)

この数日で息子は、「何となく外人さん怖い」とか「日本語通じないから無理」という感覚は、ちょっと間違っていたんだな、と気づいたようです。
むしろ、日本にいる時より知らない人に親切にされることが多くて嬉しい、と感じているようです。

お母さんとしては、それだけでも海を越えて来たかいがあったな、と思っています。

ABOUTこの記事をかいた人

みなさま、はじめまして。 「空色かえる」の「あくてぃ」と申します。 2018年からベルリンに住んでいます。かえるのイラストは息子が描いています。