朝7時45分に息子の新しい学校へ行きました。
手続きだけで終わりかと思っていたら、担任の先生が現れて「今日の授業は11時45分までよ。さ、行きましょう。」
息子はもう帰るのかと思っていたところに予想外の展開で、完全に固まっていました。さあ。どうなることやら。
息子の英語はカタコト程度、ドイツ語は数字の1から10は覚えたけど…という感じ。心配しつつも、いったん洗濯機を回しに家へ帰ります。
担任のC先生はきれいな銀色のおかっぱのおばさまで、とっても物腰の柔らかい、でもしっかりした感じの方でした。
きっとベテランの先生だからウェルカムクラスの担任なのでしょうね。この人なら安心という感じです。
ベルリン現地校の「ウェルカムクラス」
ドイツの学校には「ウェルカムクラス」と呼ばれるクラスが設けられています。
すべての学校にあるわけではないようですが、各地区に幾つかあるようです。
ドイツは移民が多いので、ドイツ語が分からない子ども達のために、ドイツ語をメインにしたクラスがあるのです。
このクラスでまずはドイツ語を身につけて、それから一般のクラスへ移っていくようです。
だから同じクラスの子はみんな、ドイツ語については初心者。そして国籍も年齢もバラバラなわけです。
学校初日の様子は…?
少し早めの11時過ぎに学校へ戻って、敷地内を少し見学しました。
11時45分になった頃、上の階からザワザワドタバタ子ども達が降りてきました。
けっこう大きいお兄さんやお姉さんがたくさんいます。
「こんな子たちの中にいたら圧倒されてしまっているのでは?涙目で戻ってくるかも?」と心配しつつしばらく待っていました。
息子はニコニコ顔で先生と一緒に戻ってきて、開口一番「めっちゃ楽しかった!」
ああ。良かった!
クラスに同い年の韓国の男の子がいたそうで、日本の友達のコウイチ君に似ているそうです。
「アジアの子が来たー!」という感じで嬉しそうに話しかけてくれたみたいです。
もちろん英語で、ですが(笑)。
他にはロシアの子、アメリカの子、あとはまだよく分からないそうです。
言葉が通じない分、身振り手振りや絵を書いたり、とにかくあらゆる手段でコミュニケーションを取ったとのこと。そして一緒に遊んでとても楽しかったそうです。
いや~。良いですね~。良い経験してますね~。
伝えたいことが伝わると嬉しいよね~。
初日としては最高でしょう。
お母さんは安心したよ。明日からもがんばってね。
ドイツのお役所は…。みたび。
午後からはお父さんの住民登録に行きました。
例の真っ赤な爪のおばさんとは違う人に当たったので、ビックリするほどあっさり終了。
本当に担当者によってここまで違うとは…。
明日はいよいよビザの申請です。
お父さん念願のカレーソーセージを食べて元気つけて帰ってきました。