今回のすごいものは、ドイツの街角でときどき見かける大きな家具のお話です。
日本で色々なブログを読み漁っていた時に、「ドイツの人は引越の時に不用品を道端に置いて(捨てて)行く」という話を複数の方が書いているのを読みました。
アパートの敷地内や道端に不用品を出しておいて、欲しい人がいたら勝手に持って行く、ということらしいです。
半信半疑でしたが本当の話でした。
ソファのある街角 その1
ソファのある街角 その2
※どちらも座れない向きで置いてあるところがミソ。
そして、大きな棚のある歩道
※なぜか少し離して置いてあるところがミソ。
この棚はドイツ語講座に行く途中で見かけたものです。
一瞬「欲しい!」と思いましたが、これから授業があるのに持って行けないし。
そもそも、ひとりで運べるような代物ではありません。
数日後には無くなっていたので、誰かが拾って行ったのでしょう。
通りがかりに家具を見つけた人は家族や友達に電話して
「良いソファが見つかったから今すぐ車で来てほしい!」
なんて言うのでしょうか。
そして他の人が持って行ってしまわないように、車が来るまでソファのところで待っているのでしょうか。
はたまた。
「お。良いソファーが見つかったから急いで帰って車で戻って来よう!」
なんて思いながら家に帰って、大急ぎで車で戻って来たのに。
残念!もう誰かが運んで行った後だった、なんてこともあるのでしょうか。
写真を撮り損ねてしまったのですが、洗面台やトイレの便器も見かけたことがあります。
拾って帰る人なんかいるんでしょうか…。
アパートの外玄関を入った敷地内に本やDVDや小物が置いてあったり、前の通りに絵本や衣類が置いてあったこともありました。
自分が使わなくなったらすぐに捨ててしまうのではなく、必要な人の所に簡単に届くような仕組みが確立されているのですね。
合理的なリサイクルだと思います。
もちろん中古品を扱うお店もありますし、年に数日は粗大ごみ回収の日もあるようです。
行政に連絡すれば、有料で不要物を回収してもらう事もできるようです。
ちなみに。
クリスマスが過ぎた頃には、こんなものが街角のあちこちに放置されていましたよ。
昨日までは綺麗に飾られていたはずなのに。無残な姿(涙)。